2012年8月11日土曜日

Logical Methods in Computer Scienceに投稿してみた。

LMCS(Logical Methods in Computer Science)という雑誌に私の論文が掲載された。内容は、P=NP問題にゲーデルの不完全性定理からアプローチするという試みに関係したものだけど、内容のことはここでは置いておく。

で、書きたいことは投稿した雑誌のこと。この雑誌のことは多分、まともに計算機科学の研究をされている方はすでによくご存知だと思うが、私は少し前にAvigadが書いているのをどこかで読んで初めて知った。この雑誌、オープンアクセスの雑誌なのだけど、編集長がDana Scott、編集委員にBenjamin PierceとかGordon Plotkinとか、私の投稿した論文の分野だとKrajicekと有名な人が並んでいる。インパクトファクターも0.8くらいだからロジックの雑誌としては高いのかな?論文はCreative Commonライセンス(改変不可)で再配布可能。査読も早くて、私の場合、投稿したのが3月の始めだったので5ヶ月くらい。

技術的なことを言うと論文のストレージと配布はArXivに基づいている。オンラインジャーナルは継続性が不安だけど、ArXivなら安心できるような気がする。本体のhttp://www.lmcs-online.org/index.phpは、1度ディスクがいっぱいになって操作できなくなったりしたけど、なかなか使いやすかった。

ていうわけでなかなか良いんじゃないでしょうか。

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